【第4回 PERCHスクール】「踊って!プログラミング~プログラミングの舞台へようこそ~」が開催されました!
第4回 PERCHスクールでは「踊って!プログラミング 〜プログラミングの舞台へようこそ〜」が開講されました。
講師はWebプログラマーで工作者でもある、株式会社ケイカの代表取締役 間野健介さん。
私たちは踊らされるのでしょうか…間野さんは笑顔ですがタイトルが謎で心配です…
システム開発やWebデザイン、大学ではプログラミングの指導をしている間野健介さん
2020年、小学校の必修科目として導入された「プログラミング教育」。
高校では2021年度、2022年度から順次展開されています。
今回は筆者も学生時代に触れる機会がなかったプログラミングの初歩を学びました。
まず「プログラミングって何?」という素朴な疑問に答えるところからレクチャーがはじまりました。
間野さんは、プログラミングは「コンピュータがするべき仕事の手順」を指していると説明します。そして、「プログラミング言語」を使ったプログラミングを1から学ぼうとすると心理的ハードルが高いですよね、とも。
そこで、まずは子ども向けに開発されたプログラミング学習アプリ「lightbot」を使ってプログラミングにチャレンジしました
「lightbot」チュートリアル画面 lightbotは、キャラクターのロボットに「命令」を送り、ステージ内にあるゴールを目指して移動させ、ゴールのタイルを点灯させればミッション完了というシンプルなゲームです。
百聞は一見に如かずということで、アプリをインストールして実際にやってみました。
チュートリアルと簡単なステージから開始。
ステージが進めば進むほどタイルの向きや数が増えて難しくなっていきましたが、皆さんはますます熱中しているようでした。
ゴールに上手くたどり着けず「くそー!(笑)」と悔しがる声も。
「lightbot」でプログラミングをする受講生の皆さんとアドバイスをしてくれる講師
講師の間野さんによれば、命令を文字で入力するプログラミングだけではなく、lightbotのように文字は使わずに、図形やイラストなどを組み合わせる「ビジュアルプログラミング」など、いくつか種類があると説明してくれました。
そうして間野さんは、「文字や図形、イラストでコンピュータに指示できるなら、プログラミングの方法は何でもよいのではないか」と問いかけます。
そして、
「だったら踊ったってよくない?!」
受講生一同「?????」。
さて、ここでいよいよ、タイトルの謎が明かされます!
お待ちかねの「踊ってプログラミング」スタートです!
今回用意していただいた「PROGRA DANCE」は、なんと今回のためにつくられたオリジナルゲームなんです!
「Azure Kinect」と呼ばれるセンサーデバイスで人体の動きを検知。ゼスチャーでプログラミングができちゃいます。
「PROGRA DANCE」の操作方法を説明する講師
こちらも操作、ルールは簡単です。プレイヤーはゼスチャーで車の動きを指示します。車を爆弾(障害物)に当てないように動かして、お城(ゴール)を目指すゲームです。
腕や上半身を大きく動かしてプログラミングするその姿は、たしかに「踊って」いる!!
「一度出した命令は取り消すことはできず、プログラミングの結果は命令が全て完了した時点でわかる」ので、毎回失敗の許されない本番舞台というわけです。(きびしい…)
車、お城、爆弾の配置は開始後ランダムに入れ替わるため、その時々で難易度が変動。
複雑な配置、車とお城までの距離が遠いと難易度は高くなります。
実際に体を動かしてプログラミングをする皆さん
順調にゴールへたどり着く人もいれば、想像とは全く違った動きになってしまった人、自ら爆弾に突進してしまう人も・・・
なるほど!実際にやってみて「踊ってプログラミング」の意味がわかりました。
筆者も思い通りに進まず苦戦しましたが、諦めきれずに再チャレンジ(笑)
頭と体を同時に使い、思いもよらない動きになってしまうのは「踊ってプログラミング」の醍醐味ですね!
「難しそう・・」と、どことなく感じていたプログラミング。
今回のスクールでプログラミングの手法は多種多様であり、簡単なアプリや自らの体で「プログラミング」を体験することで、プログラミングについての理解が進み、身近なものだと感じることができました。
プログラミングの方法に正解はない、と改めて実感して、プログラミングには他にどんなものがあるだろう?どんな手法があり得るだろう?とアレコレ頭が動いています。
間野先生、ありがとうございました!
(MOEKA《新人研修中》)